（５）達弥西心のわかりやすい話「時流」

それを、こんなこともわからないのか、できないのか、と思うよりも、この人たちは今、一番最初からやっているんだということで、優しくというより、本当にわかり易く、という易しく教えてあげることです。

そのときに、こんなこともわからないのか、という思いが先に立ってくるのです。「自分はできる」と思えば思うほど、他人に厳しくなっていくのです。

最近入ってきたばかりの人たちはできないし、いい加減な取り方をするし、基本的なことがわかっていない、当たり前なのですが。

これは何にでも当てはまることですが、たとえばＭＡＯということで言えば、長くやっている人は「私はこういうことはわかっている。ちゃんとやれる。ＭＡＯが取れている。」となってしまいがちです。

「自分はちゃんとできているから。」と言うことで、そうなってしまうのです。

自分ができると思うと、他人に厳しくなりがちです。

ですから、人に優しいということは人にわかり易いということだと思っています。逆に言うと、厳しくないということです。

やさしくというのは、相手に対して思いやりを持ったりしてすることですが、「やさしい」という字は２つあって、人に優しい、というのと、わかり易い、の易しいがあります。

今年の時流のテーマは、自分にやさしく、人にやさしく、自分のこころにやさしくを心がけるということです。やさしくとは、具体的にどういうことでしょうか。

それが時流の乗り方ではないかと思います。